シワ
保湿で治るシワと治らないシワ
よくシワのケアで保湿をする方がいますが、保湿をすることで改善されるシワと保湿をしても改善しないシワがあります。
保湿で改善しないシワなのに保湿をがんばっても意味がありません。
結局年齢だとあきらめてしまってる方も多いのではないのでしょうか?
シワは大きく分けて3種類にわかれます。
①ちりめんシワ…
目元などによくできる浅く細くシワで「小ジワ」とも言われています。
表皮が乾燥することで起こるので保湿をしっかりすることで、だいぶ改善することができます。(くわしくは『肌トラブル別対策法乾燥』を参照)
②表情シワ…
顔の表情によってできるシワで表情を元に戻すとシワも消えます。
表情シワが元に戻らなくなったのが「真皮のシワ」になります。
③真皮のシワ…
真皮のコラーゲン線維が減少したり弾力を失ったことによって、表情シワが元に戻らなくなったシワです。
こうなると、いくら保湿をしても改善が難しくなってしまいます。
よくコラーゲン配合の化粧品がありますが、コラーゲンをお肌につけても真皮まで浸透することはありませんので、真皮層のコラーゲンが増えることはありません。
化粧品に配合されているコラーゲンは、保湿の働きをしますのでコラーゲンをお肌の上からつけてもちりめんシワには有効ですが、真皮のシワが改善には向きません。
ではなぜ、コラーゲンが減少したり弾力を失うのでしょうか?その大きな原因は、「加齢」と「紫外線」です。
40才を過ぎたあたりから、真皮のコラーゲンがどんどん減っていきます。
エラスチン線維の機能も低下してお肌の弾力やハリが失われていきます。
紫外線はコラーゲン線維を硬くさせたり、コラーゲンを分解してコラーゲンを減少させます。
さらに、真皮層を薄くするので、お肌は弾力を失い、ハリもなくなって表情シワを元に戻せなくなってくるのです。
シワの対策法
シワの対策法は、まず一番に考えなければいけないのがシワを予防することです。
これ以上シワを増やさないようなスキンケアが大切ですので、「紫外線対策」と「アンチエイジング」をしっかり行いましょう。
紫外線対策について
①ちょっとの外出でも必ずUVを使う。
②UVは、紫外線A波をカットするために「PA+++」を使う。
③UVは少なくつけると効果も落ちますのでムラなく、しっかりつける。
(くわしくは『肌トラブル別対策法『紫外線』を参照)
アンチエイジングについて
①ビタミンCは強い抗酸化力があるので、化粧品をビタミンC誘導体配合の物に変える。
②抗酸化物質を摂取する(ビタミン、ポリフェノールなど)
(くわしくは『肌トラブル別対策法『アンチエイジング』を参照)
コラーゲンを増やす方法としてピーリングとビタミンCがあります。
ピーリングで古い角質を剥がすことにより、皮膚はそこを早く修復しようとして皮膚の活動が活発になります。
ピーリングを継続することにより表皮がふっくらして真皮のコラーゲンも増加します。(くわしくは『ピーリング』参照)
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けてコラーゲンを増やすとされています。
ビタミンCは、そのままでは安定性が良くないのでビタミンC誘導体配合の物を使うと良いでしょう。
さらに効果を狙うならビタミンC誘導体をイオン導入することをおすすめします。(くわしくは『イオン導入』参照)